【5分で完了】確定申告をしている人向け ふるさと納税の答え合わせ方法

ふるさと納税歴5年の筆者が、ふるさと納税利用者で確定申告をした方向けに、答え合わせの方法をまとめました。

去年、はじめてふるさと納税を使ったんだけど、まちがいがなかったか心配だわ。

『あなたの寄付金で税金が××円控除されました』ってだれも教えてくれない。

ふるさと納税って、ほんとうに分かりにくい制度だよな。

ちー

今回は、ふるさと納税ビギナーの方向けに、答え合わせの方法を2パターンに分けて紹介します。

計算自体はとてもカンタンですので、ぜひ前年の確認をして、今年の利用に役立てましょう！

＼ふるさと納税まだ間に合います／

ふるさと納税の答え合わせは【超大切】

ふるさと納税の答え合わせってそもそも何？

なんのためにやるの？

ちー

ふるさと納税は、もらえる返礼品ばかりに目がいきがちですが、大切な目的は『税金が控除されているかどうか』です。

肝心の節税効果が反映されていなければ、ただの気前のよい寄付になってしまいます。

※控除＝差し引くこと

住民税決定通知書がとどいたら答えあわせができるので、最速で5月に行うことができます。

ちー

年に1度することなので、答え合わせも計算方法も忘れがちです。

ついつい返礼品のことばかり考えがちですが、答え合わせも忘れずに行いましょう。

確定申告している場合の答え合わせ

うちでは確定申告をしたのだけど、その場合の答え合わせって、どうせ複雑なんでしょ？

ちー

多くの医師は確定申告をするケースが多いと思います。

2種類の書類を見るだけで、カンタンに計算できますよ。

住民税決定通知書は、毎年5月くらいに届く小さい紙です。確定申告書の控えもあると確実です。

計算方法

計算式

『所得税の控除額＋住民税の控除額＝寄付金ー2000円』

上図のとおりとなれば、正しくふるさと納税を利用できています。

所得税の控除額：確定申告書控えを参照

所得税の控除額
＝
（寄付金－2000円）×所得税率 × 1.021

No.2260 所得税の税率　国税庁HPより

ちー

課税所得の金額は、確定申告書控え右上の『課税される所得金額』を参照します。

所得税の速算表と照らし合わせて、自身の所得税率を確認しましょう。

寄付額も確定申告書控えをみると分かります。（上図）

例：課税所得が1500万円→所得税率は33％

　　課税所得が850万円→所得税率23％

👆医師の所得税率が23％か33％が多い理由

所得税の控除額：住民税決定通知書を参照

住民税決定通知書って、5月くらいに届くナゾの小さい紙でしょ？

見方がよくわかんない。

ちー

見るべきポイントは限られます。

自治体によってフォームがちがうので、下図を参照に寄付控除をさがしてみてください。

実際の控除額はどこで確認できるか　ふるさとチョイスより

【実際の計算】

例①課税所得850万円、寄付額12万円のケース

所得税の控除額＋住民税の控除額＝寄付金ー2000円

↓

27710＋住民税の控除額＝118000

↓

住民税の控除額＝90290

ちー

住民税決定通知書の寄付控除額がおおよそ90290円になっているか確認します。

例②課税所得1200万円、寄付額20万円のケース

所得税の控除額＋住民税の控除額＝寄付金ー2000円

↓

66710＋住民税の控除額＝198000

住民税の控除額＝131290

ちー

夫のふるさと納税の答えあわせでは、0.1円単位で計算がピッタリ一致しました。

上記の計算で、ほぼ正確な答え合わせができるはずです。

確定申告をしない場合の答え合わせ

ちー

確定申告をしない方は、ワンストップ特例制度を利用してふるさと納税を利用します。

住民税決定通知書があれば、一瞬で計算できます。

※住民税決定通知書の見方は前述

例　寄付金額5万円

住民税の控除額が48000円になっているか確認します。

【参考】ふるさと納税に詳しくなる方法3選

答え合わせの方法、なんとなく分かったけど、全体像がつかめないなぁ。

ちー

わたしは下記3つをやってきたことで、ふるさと納税に詳しくなれました。

制度について興味のある方は、下記3つおすすめです。

①Youtubeなどで動画学習をする

完全解説・住民税の税額通知書　ふるさと納税の答え合わせはココだ【日経まねび】

👆今回の『ふるさと納税答え合わせ』に関して一番わかりやすく解説している動画です。

Youtubeにはふるさと納税に関する動画が山ほど存在します。

ちー

ふるさと納税に限らず、マネーリテラシー系はYoutubeですべて無料で勉強できます。

家事の合間に聞き流していると、自然と知識が身に付きました。

②実際に少額から寄付をしてみる

筆者は会社員時代から5年ほどふるさと納税を利用してきて、下記のような知識が身に付きました。

ちー

毎年利用することで、ふるさと納税の精密度が上がっていきます。

参考今年の寄付も、まだ間に合います。

③FP3級を勉強して税の全体像を理解する

FP3級は今年勉強した中で、いちばん実生活に役立った知識です。

などなど、税に対する幅広い知識を習得できます。

ちー

夫と結婚当初、医師特有の特殊な税金事情にチンプンカンプンでしたが、いまでは殆どのことは理解できるようになりました。

確定申告をする医師や妻さんは、知識として押さえておいて損はありません。

参考FP勉強記をnoteにまとめています。

ちー夫

確定申告？やっておいてくれ。

夫にいちばん興味を持ってほしい資格ですが、妻に丸投げなので勉強するアタマがいっさいありません…。

＼ふるさと納税まだ間に合います／

まとめ

ちー

いかがでしたでしょうか。

今年のふるさと納税まだ間に合います！

過去記事もぜひ参照して、お得な制度を余すことなく利用したいですね。

参考ふるさと納税について記事で体系的に解説しています。

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